QA007 バサバサで広がる髪に洗い流さないタイプのトリートメントを付けているのに、毛先が絡まってしまうのは何故ですか?

いくら整髪料で髪を保護しても、とかし方ひとつで髪のコンディションは悪化してしまいます。

130813-QA007-DSCF0380
photo credit: おとなキレイ.com
 

トリートメントを付けているのに髪が絡まる理由

「洗い流さないタイプのトリートメントを付けてボリュームを抑えているのですが、毛先が絡まって収拾がつかず、バサバサ状態で広がって頭が大きく見えてしまいます。髪の絡まりを無くすにはどうしたら良いのでしょうか?」

浜松市中区在住のA・Y様よりご質問を頂きました。

 

キューティクルは濡れると“膨らんで開き”乾くと“閉じて引き締まる”

既にご存知かもしれませんが、人間の毛髪のキューティクルは、濡れると“膨らんで開き”乾くと“閉じて引き締まる”性質を持っています。

この乾くと“閉じて引き締まる”性質は別名「収斂(引き締め力)」と呼ばれており、引き締まって硬くキシんだ手触りになるため、世間一般では「キシミ=傷み」と捉えられておりますが、実はこのキシミこそが毛髪が生きている証しなのです。

もし、髪が乾いた状態で絡まるようでしたら、引き締め力の低下もしくは皮脂分の欠如が考えられます。

 

毛髪が濡れている時は、外部からの刺激に非常にデリケート

毛髪が絡まる原因の約90%は、濡れている状態時の損傷によって起こります。

130813-QA007-danmen-edage
photo credit: おとなキレイ.com

あなたも心当たりがあるかもしれませんが、「自然乾燥で半乾きのまま就寝」「引っ掛かっても無理矢理クシでとかす」この髪同士の摩擦やクシによるシゴキの2つの行為は、たった一回行うだけでキューティクルがささくれたり剥離してしまう程ですから、今スグお止めください。

 

毛髪の絡まりから解放されるアドバイス(まとめ)

■ シャンプー後、素早くドライヤーで髪を乾かし、自然乾燥で半乾きのまま就寝しない。
(たった一回でキューティクルがささくれて、重傷時は断毛してしまう。)

■ 髪が引っ掛かる時は、毛先から少しずつ解しながらとかす
(クシで無理やりとかしたり引っ張ると剥離してしまう)

あなたは髪の絡まりを整髪料で無理矢理抑えて、細毛や切れ毛へと悪化させていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より