育毛やアンチエイジングにも大敵な“口呼吸”による弊害

食事を摂る時クチャクチャ音を立てたり、寝ている時ポッカリ口を開いていませんか?

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photo credit: Helga Weber via photopin cc

もし心当たりがあるあなたは、育毛やアンチエイジングにとっても影響が大きい「口呼吸」をしていると言えます。

『顔と口腔の医学』西原研究所所長の西原克成先生曰く、「人間の体の構造上、口は消化器官であり飲食物の通り道であって、呼吸器官としての機能はもちあわせていません。そのため鼻で呼吸していれば起こらないような弊害が、口呼吸によっていろいろと生じてくるのです。」
美容の大敵で免疫疾患も…“口呼吸”は万病のもとより抜粋】

口呼吸は免疫疾患やガンの原因にもなりうる万病のもとで、下記の様な5つの主だった弊害が起こると指摘しています。

■ 喉が痛くなる
■ 喉を通して細菌やウイルスに感染しやすくなる
■ 免疫力の低下や異常をきたす
■ 口の中が乾いて細菌やウイルスが侵入しやすくなる
■ 口の中が乾いて、唾液による浄化機能が低下し、歯の健康が損なわれやすくなる

 

鼻は優秀な加湿器・空気清浄機

更に、西原克成先生はこうもおっしゃっています。

鼻には4種類の大きな空洞である副鼻腔があり、その内腔はすべて呼吸粘膜で覆われていて酸素が吸収される。また、鼻孔の皮膚には鼻毛があり、鼻腔内は繊毛のある呼吸粘膜で覆われている。鼻腔に入った空気はすべて4つの副鼻腔を通って肺に入るため加温・加湿されるとともに空気が清浄化される。

「つまり鼻は優秀な加湿器・空気清浄機なのです。人体に取って有害な異物を浄化して生体を感染から守る機能も備えています。呼吸は、鼻で行うのが正しい方法なのです。喘息や花粉症の患者のほとんどは口呼吸です。花粉症だから口呼吸になるのではなく、口呼吸だから花粉症になるのです」
美容の大敵で免疫疾患も…“口呼吸”は万病のもとより抜粋】

口呼吸は、呼吸器系、心臓など循環器系にも負担をかけるだけではなく顔の表情筋を使う頻度も減り、目の周りのたるみ、小じわも増えるなど、老化を早める原因にもなります。

そのほかにも、幼少期から発症する傾向にある花粉症やアレルギー性鼻炎などの免疫疾患、増加傾向にあるうつ病やがんの要因。そして、便秘、冷え性、頭痛などの症状を引き起こし、肌荒れ、しみ、むくみなど、女性の美容にも影響大。さらに、髪の卵の成長に欠かせない毛根への酸素や酵素の供給量が減ることで、ハリ・コシの低下した毛髪が育ってしまうのです。

朝起きたら窓を開けて新鮮な空気を室内に取り込み、鼻から酸素を体中にたくさんとり入れて、脳と神経の働きを活動モードへとリフレッシュしましょう。

食事中は口をきちっと閉じ、クチャクチャ音を立てないよう、鼻で呼吸をしながらゆっくり良く噛んで唾液をたくさん出し、若返りの酵素でアンチエイジングを促進させましょう。

ハリ・コシある髪を育てアンチエイジングを叶える基本は“鼻呼吸”で体中に酸素と酵素を沢山取り込むことです。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より