【紫外線対策2014】強力になった紫外線と防御力が弱くなった肌細胞

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photo credit: Hacklock via photopin cc

紫外線などの刺激から肌荒れしやすくなったと感じているのは、私だけでしょうか?

「もしかしたら年齢からくるものかもしれませんが、ここ5年ほど春先から真夏にかけて肌荒れが酷くなる傾向に悩まされています。」私のサロンでは、30歳を超えた方からこのような相談が多く聞かれるようになりました。

 

強力になった紫外線と防御力が弱くなった肌細胞

春先の自然界は、冬眠から目覚めた草花が小さな芽を出し碧々と元気に成長していく季節。一方で、スギ花粉をはじめとする様々な花粉が猛威をふるい、花粉症によるクシャミや鼻水に悩まされる方も年々増え続けております。

更に2010年以降、花粉症を有する方々が関連するアレルギー症状として「お顔の湿疹や炎症による肌荒れ」を併発する傾向にあるようです。これは、肌に元々備わっている防御力の機能が衰えている証でもあると言えます。

そして、年々強さを増していると感じる「紫外線降射量」。下記の気象庁より発表されている、「2005年〜2013年の紫外線量のデータ」を拝見しても明らかです。

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photo credit: UVインデックス(観測値)の年間推移:気象庁
 

強力になった紫外線からお肌を守る日焼け止め製品のリスク

紫外線が強力になっているのだから、日焼け止め製品もしっかり防いでくれるものを使えば大丈夫!と、ストレートに考えてしまうあなたはとても危険です。

この日焼け止め製品の危険性やリスクについては『何故いまPA++++なのか?紫外線ケア最前線の舞台裏』や『紫外線防止力がアップした日焼け止め製品とリスクマネージメント』この2つのエントリーで説明させていただきましたが、日焼け止め製品の紫外線を防ぐチカラが高いほど、有効成分が肌に与える刺激も強くなるのです。

 

日焼け止め製品はSPFやPAの高さだけで選ばない

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photo credit: 日本化粧品工業連合会

もしあなたの肌が、刺激を防御するチカラが弱くなっていたとしたら、炎症や湿疹などの肌荒れリスクが確実に高まってしまいます。ですから、日焼け止め製品を使用する時は、闇雲にUVカット率が高いものを使用するのではなく、「いつ、何をする時に使用するかによるシーン」によって選びましょうと、日本化粧品工業連合会 では推奨しています。

紫外線防止のメリットだけで選ぶと、肌荒れリスクは高まります!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より