CO011 紫外線防止力がアップした日焼け止め製品とリスクマネージメント

PA++++なら、シミしわの原因となる紫外線を長時間しっかり防いでくれるから安心!

もしあなたが、このように安易な考えで新規格の日焼け止め製品を選択しているのなら、危険な行為と言わざるを得ません。

何故なら、紫外線をどれだけ防いでくれるか?といった効果ばかりに着目し、長時間使用によって受ける肌刺激に対するリスクマネージメントが不足しているからです。

 

新規格の日焼け止め製品、PA++++のメリットとデメリット

これは日焼け止め製品に限らず全ての商品に云える事ですが、メーカーが新製品をセールスする時には製品を使用した際に得られるメリットや特徴的な部分のみを切り取り、繰り返し強調することで如何に優れているかをあなたの脳裏に擦り込んでいく訳です。

しかしながら、メリットだけで存在している商品は私の知る限りではひとつもなく、必ずデメリットの部分もセットになって存在しているものです。

 

なぜ紫外線の防止力を高めるに至ったのか?

2013年1月より新しく認可された日焼け止め製品が生まれた背景には、オゾン層の破壊により「地球上に降り注ぐ紫外線の量の増加という環境悪化」が関与しています。

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photo credit: おとなキレイ.com

従来の日焼け止め製品では増加した紫外線量を防ぎ切れず、皮膚ガンに対するリスクが今まで以上に高まってしまうという観点から、紫外線A波・B波に対するお肌への防止力を高めた日焼け止め製品が必要になり、上記の図にある「PA++++」「SPF50+」と表記された紫外線吸収剤・反射剤を増量した新規格の日焼け止め製品が製造される運びと相成りました。

 

密閉性がアップした日焼け止め製品に頼るほど肌荒れリスクも高くなる

もし過去に1度でも化粧品にカブレたり、外部からの刺激に弱い肌質を抱えているならば、新規格の日焼け止め製品を使用する際は注意が必要です。

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photo credit: おとなキレイ.com

上記の図が表すように、従来の日焼け止め製品に比べお肌への密着性と密閉性が高まっているようなのです。

この様にお肌への密着性と密閉性が高いということは、老廃物を排出する新陳代謝が阻害されるだけでなく、増量された紫外線吸収剤・反射剤による刺激がお肌にダイレクトに届いて長時間晒され続けると言うことを示し、当然の事ながら肌荒れリスクも高くなってしまうからです。

もしあなたが、日焼け止め製品を使ってさえいれば大丈夫!と安心してしまい、紫外線吸収剤・反射剤へのリスクマネージメントを怠っているようだと、肌荒れを起こす危険性が高いと言えるでしょう。

次回は、紫外線ケアによる肌荒れリスクを減らす最も大切な事についてお届けします。

紫外線吸収剤・反射剤に頼らない予防策はお考えですか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より